異彩を放つ、作家たちが描くせかい 異彩を放つ、作家たちが描くせかい

PARADISCAPE PARADISCAPE

TICKETS(12/19より順次販売)
ヘラルボニーが贈る、
異彩を放つ作家たちとSHIBUYA SKYのコラボレーション展示。
多様な視点で描かれた生命の輝きが、渋谷上空を彩ります。

CONCEPT

再開発で移ろいゆく都市の上空に、異彩を放つ作家が描く生物たちが力強く躍動する。

そこには、強烈な個性が描く生命の根源的な輝きがある。
いのちを捉えた多様な色彩や繰り返される形は、
都市の水平線と重なり、色めくビルボード、行き交う情報と共鳴し、
生命のリズムが眼下に広がる都市の情景と呼応していく。

都市の上空で描かれるのは、全ての生命が同様に輝く、自由な世界。
共生と多様性が織りなす明日のパラダイス。

ヘラルボニーが示す「ふつうじゃない」ことの新たな可能性は、
違いそのものにこそ魅力があるということを伝え、
私たちの視野を広げ、見えない壁を取り除き、
これからの社会の在り方を見せてくれる。

そう思わせるのは、ここで生まれる「感動」が
人の心を動かし、社会を形成するからだ。
社会は今、変わろうとしている。

そんな景色を是非、体感してほしい。

HERALBONY

ヘラルボニーは、「異彩を、放て。」をミッションに掲げ異彩を放つ作家とともに、新しい文化をつくる企業です。国内外の主に知的障害のある作家の描く2,000点以上のアートデータのライセンスを管理し、さまざまなビジネスへ展開しています。支援ではなく対等なビジネスパートナーとして、作家の意思を尊重しながらプロジェクトを進行し、正当なロイヤリティを支払う仕組みを構築しています。さまざまな形で「異彩」を社会に送り届けることで、「障害」のイメージを変え、80億人の異彩がありのままに生きる社会の実現を目指しています。

EXHIBITION

都市の上空で描かれるのは多彩な生命が多様に輝く自由な世界。
本展示「PARADISECAPE」では3つのテーマに分けて作品を展示します。
屋内展望回廊に沿って歩みを進めることで、
移り変わる眺めとともに
3つのテーマを一連の体験としてお楽しみいただけます。

01 アーバンサファリ

渋谷の上空に構成された、都市の人工物と多種多様な生き物が
共存することで生まれる超自然的な風景。

現代的な都市生活と野生動物の生息地が隣り合わせにあるかのような
想像は鑑賞者に新鮮な驚きを与えてくれます。

本展示のために、SHIBUYA SKYの展望体験を
インスピレーションとして制作された作品も展示しています。

出展作家

Shuu Toriyama

鳥山 シュウ | やまなみ工房
大好きなアニメやゲームキャラクターを模写することから絵を描く楽しみを持った少年期から、彼の世界観は更なる広がりを見せるようになった。細やかで緻密な線の集合体で描かれた動物や風景、妖怪やモンスターのような生き物が楽し気に生活される街並みなど、彼の頭の中のイメージそのままが絵に映し出されている。 絵を描くことで人とつながりが生まれ、夢を実現させるための活力であると、彼の創作への意欲が絶えることはない。

作品タイトル:ひろがる

Aki Onozaki

小野崎 晶
自閉症であることで、幼い頃はさまざまな苦境に直面することもあったが、現在は自宅で営業しているヘアーサロンの店頭に立ち、お客さまのシャンプーなどを担当する傍ら休日は精力的に絵を描き続けている。彼女が描く作品は、表情豊かでまるで楽しそうに会話をしているような動物達や、色鮮やかで溢れるほどの生命力を感じさせる草花が画面を一杯に埋め尽くす。描く作品は彼女の心が住む世界の風景であり、同時に現実世界に対する「あなたが笑顔でありますように」という彼女の願いだ。

作品タイトル:わたしのゲルニカ

01 群と移動

厳しい自然を生き抜くための群れが形成する美しいシルエットや、
動きのリズムは、自然界の調和を感じさせます。

また、群れを構成するそれぞれの個体にも独特な特徴や行動、
そして表情があり 、群れの中での役割や関係性が複雑に表れます。

時には、鳥たちの寛容さや癒しの表情を読み取ることもできるでしょう。
眼下に広がる都市と、行き来するひとびとの流れを背景として作品を眺めることで、いのちが描き出すパターンの中に私たち自身の姿をも見ることができます。

出展作家

Asuka Tazaki

田﨑 飛鳥
陸前高田市在住。彼は生まれながらにして、脳性麻痺という知的障害がある。幼いころから絵本や画集に興味を持ち、彫金作家である父、實さんの勧めで絵を描き始めるとその才能は伸びていき、アート展では賞を受賞するまでに。東日本大震災の津波により、自宅、今まで描いてきた約200点の絵、親しんできた豊かな自然と、そこに住むひとびと…かけがえのない大切なものを一瞬で失い、あまりの衝撃と悲しみから、ショックで一度は筆を置いてしまったが、父からの言葉で再び筆を取り、壮絶な経験を経て、今まで多くの観る人の心を動かす。

作品タイトル:ウミウ

01 境界のない世界

世界を自由に往来する、生き物の声に耳をすませてみましょう。

大地の多様性と生命力を育む大らかさ。
海の神秘的で深淵な世界。
そして人間の夢や希望を象徴する存在としての空。

豊かな表情の生き物や、多彩な色の組み合わせの風景、またそれらが溶け合う創造性に富んだ作品群は、自然界の驚異と美しさ、そしていのちの輝きそのものを伝えます。

異彩を放つ作家の視点で描かれた新鮮な世界像は
日々の生活を営む中で無意識に世界を整理し
境界を引いてしまう私達の意識に語りかけます。

出展作家

Shunichi Iwase

岩瀬 俊一|やまなみ工房
ペンを用いて人物や動物など、モチーフが決まると彼独自の視点で余白を余すことなく、紙面全てにゆっくりと描きこんでいく。彼の内向的で真面目な性格が作品にも反映されていて、描く線の一つひとつがとても丁寧で、まるで細い糸が絡み合っているかのように繊細に描かれる。日常では、ほとんど言葉も発することなく、意見を求めても、顔を赤らめながら、か細い声で一言口にする程度しかない彼の作品からは、内に秘めた思い全てが放出され、訴えかける力強さに満ち溢れている。彼もまた、自己を表現する術を作品制作に見出した1人であり、これからも彼の世界観は大きく広がっていくだろう。

作品タイトル:くじらとサメ

SHIBUYA SKYの屋上展望空間「SKY STAGE」は360度のパノラマビューが広がり、渋谷駅を中心に放射状に伸びる大きな通りを俯瞰できます。都会の空が狭いなんて間違っていたのだと実感する、開放的なスペース。空が大きく頭上に広がり、地球のどこまでも繋がっていることを実感します。このたび、その屋上の下の回廊に、異彩を放つ作家たちが描く、新しい生態系「PARADISCAPE」を創出。境界のない自由でのびやかな表現に触れて、生きとし生けるものと自然も全てが、ずっと繋がっていることを感じていただければ嬉しく思います。

全体監修・キュレーション

黒澤浩美

ボストン大学(マサチューセッツ州、アメリカ合衆国)卒業後、水戸芸術館(茨城)、草月美術館(東京)を経て、2003年金沢21世紀美術館建設準備室に参加。建築、コミッションワークの企画設置に関わる。2004年の開館記念展以降、多数の展覧会を企画。「オラファー・エリアソン」「ス・ドホ」「フィオナ・タン」「ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー」など、国内外で活躍する現代美術作家と作品を紹介。ミュージアム・コレクションの選定や学校連携や幅広い年齢の来館者に向けた教育普及プログラムも企画実施。2011年City Net Asia(ソウル、韓国)、2017年OpenArt(エレブロ、スウェーデン)、2018年東アジア文化都市(金沢)にて総合キュレーターを務める。

「ハチ公」は、主人である上野英三郎教授の逝去後も変わらず毎日渋谷駅で彼の帰りを待ち続け、その姿は愛と絆の象徴としてひとびとの記憶に刻まれています。その地上の象徴と響き合うかのように、渋谷上空に位置する「SKY GALLERY」に、異彩を放つ作家たちによって描かれた生命の息吹が、力強く躍動します。再開発により絶えず姿を変える渋谷の景色の先にこれからの社会の在り方を想像します。それは生命の普遍的な輝きと存在の根源を鮮やかに映し出す、ヘラルボニーが提案するパラダイス。渋谷上空で、あなたをお待ちしております。

株式会社ヘラルボニー 代表取締役 / Co-CEO

松田崇弥

企画会社オレンジ・アンド・パートナーズ、プランナーを経て独立。双子の松田文登と共にヘラルボニーを設立。ヘラルボニーのクリエイティブを統括。双子の弟。世界を変える30歳未満の30人「Forbes 30 UNDER 30 JAPAN」受賞。

株式会社ヘラルボニー 代表取締役 / Co-CEO

松田文登

ゼネコン会社で被災地の再建に従事、その後、双子の松田崇弥と共にへラルボニーを設立。ヘラルボニーの営業を統括。双子の兄。世界を変える30歳未満の30人「Forbes 30 UNDER 30 JAPAN」受賞。

開催日時

2025年1月16日(木)〜 3月31日(月)
休館日:2月18日(火)

時間

10:00 - 22:30(最終入場21:20)
短縮営業日:1月27日(月)・28日(火) 10:00-21:20(最終入場 20:00)

会場

SHIBUYA SKY 46階 屋内展望回廊「SKY GALLERY」
アクセス >

ご観覧方法

イベント当日のSHIBUYA SKY入場チケット、もしくは年間パスポートをお持ちの方は、どなたでもご鑑賞いただけます。

◉チケット購入について、詳しくはページ上部の「TICKETS」ボタンよりご確認ください。
◉SHIBUYA SKYの入場チケットは「日時指定券」です。入場日と入場時間をお決めのうえ、ご購入ください。事前に入場日と入場時間を WEBで指定して購入する「WEB チケット」と、窓口で指定して購入する「窓口チケット」があり、4週間先の日付までの入場チケットをご購入いただけます。本展示につきましては、12月19日(木)より順次販売開始いたします。
◉SHIBUYA SKY入場チケットは数に限りがございます。ご希望のチケットが完売の場合は購入いただけません。
◉入場後の滞在時間に制限を設けていませんが、退場後の再入場はできません。

Q. 電動車いす、シルバーカーでの来場はできますか。

A.ご来場いただけます。なお、屋上には一部ご入場いただけない場所がございます。
※安全のため、形状によってはSHIBUYA SKYにてご用意の車いすへお乗り換えをお願いする場合がございます。

Q.補助犬(盲導犬、聴導犬、介助犬)は入場できますか。

A.ご入場いただけます。

Q.多目的トイレはありますか。

A.46階にございます。

Q.障がい者料金でWebチケットを購入できますか。

A.公式チケット購入サイトWebket、もしくはTrip.com、KKday、Klookのいずれかの正規販売代理店より「入場チケット」をご購入ください。ご入場当日、購入したチケットと、対象となる証明する書面をご提示いただければ、窓口にてご入場の直前に差額を返金させていただきます。
※原本更新中の場合は、その旨を証明する書面をお持ちください。
※一部、障がい者割引対象外のチケットがございます。
対象となる証明書、手帳等はこちら

Q.障がい者の同伴者は障がい者料金の適用はされますか。

A.障がい者手帳をお持ちのお客さまと同伴者の方1名さまに、障がい者料金を適用いたします。

その他のFAQはこちら >